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横浜観光がより楽しめる♪歴史に触れる休日のすすめ

日本では有名な都市である横浜ですが、その歴史に触れる機会ってあまりないですよね。

観光地として人気のある横浜の歴史を少し知るだけで、横浜市内を歩くときに感慨深い気持ちになったり楽しめるはず♪

歴史的な建造物も多く残る横浜の歴史に触れるために「横浜開港資料館」に行ってきました!

さっそく見ていきましょう。

横浜開港資料館の展示

横浜開港資料館は、大さん橋や象の鼻公園の近くにある、江戸時代から大正・昭和初期までの国内外の歴史資料を集めた資料館です。

昭和56年(1981年)6月2日の横浜開港記念日に、日米和親条約が結ばれた由緒ある地に開設されており、その前を通るだけでも雰囲気のある建物に魅かれます。

展示室1:横浜開港への道

横浜の歴史というと、ペリー提督・将兵の上陸図が有名だと思いますが、まさにその当時の人々に描かれた様々なペリー提督を描いた絵や、

開港後まもない横浜を描いた地図や写真などを1階の展示室で目にすることができます。

ペリー提督の絵は似ていないものが多いですが(想像で描かれたものが多いそう)、珍しく穏やかな表情で描かれたとされる1枚は結構似てる様な気がしました!

船の模型の展示もあり、当時の世界情勢など含めて解説されています。

展示室2:街は語る

2階へ行くと床に描かれた横浜の地図の上を歩きながら、石鹸や貿易で輸出していた生糸の商標など横浜で始まった「もののはじめ」が紹介されています。

床に描かれた地図に合わせてその場所にゆかりのある展示物がみれるのはとてもわかりやすくて楽しかったです。

昔の横浜駅は、現在の桜木町駅だったんですね。横浜育ちではないのでこういう初めて知る情報に関心しっぱなしでした。

特別展「幻の写真家 チャールズ・ウィード」

来館は思いつきだったので、目的にしていたわけではないですが、2023年1月28日からの特別展「幻の写真家 チャールズ・ウィード展」が開催中でした。

幕末の日本を写した写真家はもっと有名な方がいる様なのですが、近年の研究でこの外国人カメラマンの存在が明らかになったとのこと。

明治維新の直前に来日したプロカメラマン。

経歴にも不明なところが多い「幻の写真家」が撮影したと推定される31枚の風景写真が2021年に新たに見出されたとのこと。

詳細についてはぜひ来館してゆっくり鑑賞してみてください!

横浜の町並みを見晴らす希少な写真は、当時を写した資料として歴史的な価値が高く、頭の中で「この写真はあの辺りか・・」と現在と比べながら見ると楽しかったです。

特別展は3月12日(日)まで開催中!

【横浜開港資料館】(旧英国総領事館)Yokohama Archives of History

「チャールズ・ウィード展」

開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)

休館日:月曜日

入館料:一般 500円 小・中学生/横浜市内在住65歳以上 250円

毎週土曜日は高校生以下無料

最寄り駅:東急東横線・みなとみらい線「日本大通り」駅下車(県庁の近く)

※常設のみだと一般200円、小・中学生/横浜市内在住65歳以上は100円

展示以外からも知る横浜の歴史

江戸時代から横浜の歴史を見続けている玉楠(タマクス)の木

資料館に入るとすぐ中庭があり、大きな木が見えます。

この玉楠の木、実は横浜の歴史をずっとそばで見続けてきた生き証人ともいえる木でした。

江戸時代からずっと同じ場所にあり、世界史(日本史?)で習ったあの日米和親条約の締結(1854年)は、この玉楠の木の近くで行われたそう!!!

ペリー提督上陸の有名な絵画の右側にある木はこの玉楠の木だったんですね・・

歴史的な場面が起きたその場所に、時代は違えど立っていることに少しロマンを感じる方は多いのではないでしょうか。

関東大震災で、一度幹の部分は消失してしまったそうですが、残った根から新たな芽が出て現在の成長した木になっているというのだから、

長年横浜の歴史を眺め続けてきた神聖な木だと思うと感慨深いです。

資料館が発行している開港のひろばも面白い

横浜開港資料館の館報である開港のひろば。

今回のチャールズ・ウィード展が載ってるNo.154は冊子タイプで、なぜか一緒にNo.137(2017年)も置いてあり、薄めだったためサクッと読めそうと手にとってみました。

展示余話として掲載されていた「もう一つの消えた場所ー山下海水浴場」が興味深く、今は地図にはないかつての横浜について語られています。

以前、資料館では「横浜・地図にはない場所ー消えたものから見えてくる。ハマの近代」展をやっていたそうです。(2017年夏)

現在の地図から消えた場所や地名の消えた理由を探ることで、それぞれの時代の変化や歩みを振り返る企画。

当時知っていたら観に行ったのに!と、少し悔しい気持ち。

今は埋め立てされている場所にかつてあった山下海水浴場の当時の利用状況など、なんだか面白かったですね。

なんでも庶民派の海水浴場で、かなりの賑わいを見せていた様ですが、「年の若い生意気盛り」が多かったとか(笑)

当時は多くの方に利用された場所も時代の要求や流れに乗って消えたりしていくのは寂しくもあり、近代化には必要な面もあるので面白くもあります。

他にも消えた場所として、横浜村や元町百段、横浜監獄などがあり、以前展示で取り上げていたみたいなのでこのあたりは自分で調べて楽しむことにします。

 まとめ: 歴史を知るとより街歩きも楽しめる

元町中華街や大さん橋・横浜スタジアムなど、横浜観光でも訪れる人が多い場所が今回の資料館で見られる古写真の舞台でもあります。

長い鎖国から明けたばかりの当時の風景を見たり、歴史を少し知るだけでも、昔の暮らしに思いを馳せたり今と比較して現在の便利さや発展具合に感動したりできます。

横浜を普通に観光しても楽しいですが、横浜は随所に歴史的建造物があり案内板も立っていたりするので、ぜひ昔に思いを馳せながら街歩きを楽しんでみてください♪

横浜開港資料館は、さらっと見るなら1時間くらいで出られると思いますし、ワンコインなので入りやすいです。

定番観光コースである元町中華街から、赤レンガ倉庫を目指して歩く途中にあるので、食べ歩きでお腹がいっぱいになったらちょっとお腹を休めるために寄ってみてはいかがでしょうか。

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