横浜って、海も洋館もたくさんあるけれど、ふと見上げると目に入る塔があるんです。
キング・クイーン・ジャック——そう呼ばれている横浜三塔を、ある曇りの日に1日かけて巡ってきました。
「3つのビュースポットを1日で巡ると幸せになれる」という素敵なジンクスもあるそうで♪
天気はちょっと残念だったけれど、足元のプレートを探しながら歩く時間が思いのほか心地よい。
この記事では、キング・クイーン・ジャックそれぞれの見どころと、
3つのビュースポットの巡り方、そして曇り空のおさんぽレポをまとめます。
横浜三塔とは|キング・クイーン・ジャックの呼び名の由来
横浜三塔は、みなとみらいエリアにある3つの歴史的な建物の愛称です。
昭和の初め、横浜港に入ってきた外国船の船員さんたちが、トランプになぞらえて呼んだのが始まりなんだとか。
今では横浜のシンボルとして、市民にも観光客にも親しまれている三塔。
それぞれの個性がしっかりあって、見比べるとおもしろいんです♪
キング(神奈川県庁本庁舎)
日本大通り沿いに、どっしりと建っているのがキングこと神奈川県庁本庁舎。

初めてみた時は、圧巻の佇まいにしばらく見入っていました。
和洋折衷の「帝冠様式」と呼ばれるデザインで、屋根の四角い塔がトランプのキングを思わせるそう。
正面から見上げると、これぞ「県の顔」という佇まいで、なんだか背筋がのびる気持ちになります。
クイーン(横浜税関)
海側にすらりと立っているのが、クイーンこと横浜税関本関庁舎。

イスラム風のドームをのせた、エキゾチックで優美な姿が特徴です。
三塔のなかでいちばん背が高くて、夜にはライトアップされることもあります。
昼間でも、青空の下で見るとうっとりするような美しさ。
ジャック(横浜市開港記念会館)
赤レンガと白い御影石のコントラストが目を引くのが、ジャックこと横浜市開港記念会館。

時計塔の趣に、誰もが足を止めて眺めてしまうのではないでしょうか♪
横浜開港50周年を記念して、市民の寄付によって建てられたそう。
歴史の重みも、街の愛情も感じる、私の中では「いちばん横浜らしい」塔です。
1日で巡ると幸せになれる?「横浜三塔物語」のジンクス
そんなキング・クイーン・ジャックを一度に見渡せるビュースポットが3か所あり、
「3つのビュースポットを1日で巡ると願いが叶う/幸せになれる」というジンクスがあるんです。
ビュースポットの足元には、それぞれ三塔をかたどったプレートやイラストが埋め込まれていて、
それを探しながら歩くだけでも、ちょっとした宝探し気分でした✨
3か所はぜんぶみなとみらい・日本大通りエリアで、徒歩で巡れる距離。
ふらりと半日あれば、ぐるっと回れちゃう手軽さも嬉しいところです。
横浜三塔ビュースポット|3か所を徒歩で巡る
実際に歩いた順に、3つのビュースポットをご紹介します。
①大さん橋|海風と一緒に三塔を望む
最初は、大さん橋国際客船ターミナルから。
くじらの背中のような屋上デッキを歩いていくと、そこは海と街、両方が見渡せる絶景スポット。
振り返って日本大通り方面を眺めると、街並みのなかに3つの塔がそろって見える瞬間があります。


このスポットからは、実は客船が停泊していると三塔が見えないのですが、
街側の方のデッキからは見えますよ👍
3つのスポットの内ここだけ、プレートではなく足元にはイラスト。
ただ、3箇所の中で一番大きくわかりやすい。
海風に髪を乱されつつも、景色が良いのでいつも長めに滞在してしまいます。
この場所から眺めていると、高層ビルがまだ少なく、三塔が主役だった頃の景色を見てみたかったなあという思いが。
もうその風景に出会うことはできないのだと思うと、どこか切ない気持ちにもなります。
②日本大通り(県庁前)|街路樹の向こうの三塔
大さん橋から歩いて5分ほど。次は日本大通りへ向かいます。
イチョウ並木でも有名な通りなので、季節によっては葉っぱの色も楽しみのひとつ。
県庁前のあたりに、二つ目のビュースポットがあります。

ここからの景色は、キングの塔がメインで、その両端にひょこっとクイーンとジャックが見えます。
足元にはコンパスのように塔の場所を指すプレート。

都会の真ん中なのに、ふしぎと静かな気持ちになれる場所です。
③赤レンガパーク|海を挟んで見上げる三塔
最後は、横浜赤レンガ倉庫のあるパーク。
海沿いの広場には、芝生とベンチ、そして端の方にある三塔ビュースポットのプレート。

海を挟んで三塔が並ぶ景色は、もう「横浜らしさ」が詰まっています♪

ここまで歩くと、ちょうどお茶でも飲みたくなる頃。
赤レンガ倉庫の中にはカフェもあるので、ご褒美休憩にぴったりです。
曇り空でも楽しめた、三塔めぐりのよさ
この日は、朝からずっと曇り空。
青空の下でキラッと輝く塔——とは、正直いきませんでした。
それでも歩いてみて思ったのは、曇りの日には曇りの日のよさがある、ということ。
光が柔らかいぶん、レンガや石の質感が落ち着いて見えて、
歴史ある建物の表情が、しっとりと浮かび上がってきます。
2月ということもありますが、人通りも少なめで、ゆっくり塔を眺める時間は思いのほか贅沢でした。
「ジンクスのために晴れの日を狙う」のもいいけれど、
ふらっと歩きたくなった日に出かけるのが、じつはちょうどいいのかもしれません♪
こんな人におすすめ
- 横浜の街歩きをしたい人
- 歴史ある建築や洋館が好きな人
- ちょっとしたジンクス・パワースポット巡りが好きな人
- 半日でゆったりおさんぽしたい人
特に、横浜に住んでいるのにじっくり見たことがなかった人にこそ、おすすめしたい街歩きコースです。
まとめ
横浜のシンボル、キング・クイーン・ジャックを1日で巡る街歩き。
3か所のビュースポット(大さん橋・日本大通り・赤レンガパーク)を歩いて巡っても、所要時間はだいたい1時間ほど。
横浜三塔めぐりは、観光地としても楽しいけれど、
ふだん横浜に住んでいる人ほど「こんな景色、見たことなかった」と感じる気がします。
いつもの通勤路や買い物コースから、ほんの少し寄り道するだけ。
それだけで、街の見え方が変わってくるのが、街歩きのおもしろさ。
これから新しく始まる「街歩き」カテゴリでは、
こんな風に横浜の街をゆっくり歩いて見つけたものを、これからも綴っていけたらと思っています。
よかったらぜひ、キング・クイーン・ジャックに会いに行ってみてくださいね。
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